令和9年4月1日に設立予定です。

稲荷神社崇敬会

設立の意義

倉敷市茶屋町に鎮座する稲荷神社は、鎮座以来三百年にわたり、地域の鎮守として氏子・崇敬者の篤い信仰を受け、今日に至っております。しかしながら、時代の変化とともに人々の生活様式や価値観は移り変わり、神社との関わりは次第に希薄となりつつあります。今こそ、神社護持と祭祀継承のために新たなる体制を整えることが肝要であると思います。

ここに、次の理念を掲げて方針を明らかにし、「稲荷神社崇敬会」設立について構想を語ります。

一、まもる 稲荷神社の歴史と伝統、祭祀をまもる
稲荷神社の祭祀を護持し、境内環境を整え、末永く存続させる

一、つなぐ 人と人、世代と世代、地域と人をつなぐ 
氏子・地域・崇敬者の心をつなぎ、相互の交流と理解を深める

一、つなげる 神社、そして人々の想いを次世代へつなげる 
神社を崇敬する心を次代へつなげ、未来における神社と地域の発展を築く

この趣旨にご賛同いただける皆様のご入会を仰ぎ、もって神社の弥栄を祈念するものであります。

設立の目的

稲荷神社崇敬会は、氏子ならびに当社を崇敬する方々が任意に加入できる組織として発会し、その根本の目的を神社の永久護持に置きます。「崇敬会」とは、神社や神道の伝統文化を保存・振興し、地域社会への貢献を目的とする有志による組織であり、いわば俗にいう「ファンクラブ」にあたります。

我が国は人口減少のただなかにあり、神社の維持は極めて困難な状況に直面しております。文化庁の統計によれば、ここ数年は年間百社もの神社が消滅しており、この傾向は年々拡大しています。さらに、二十年後には全国に約八万社あるとされる神社が半減するとの試算さえ示されています。

神社が末期的な状況に陥った時には、もはや手を打つことはできません。今こそ早期に対策を講じ、神社護持のための行動を起こす必要があると考えます。

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